〈症例発表〉
歯根のう胞を摘出した症例の発表
直接法でCRブリッジをした症例の発表
〈研修内容〉
症例発表 発表者 高橋一文先生
1の症例については、右下での痛みで来院した患者様で、ご自身は自覚されていなかった上顎の埋伏歯が原因の排膿に気付いて、的確な判断を下せたものでした。全身麻酔を用いての摘出が必要だったため、他病院へ紹介となりましたが、局所だけの視点でなく口腔全体を診る視点で歯科治療にあたっているといえます。
2の症例については、リスクを持つ患者様に対して、小矯正を用いての症例の中間報告でした。現在、指導医に指導を仰ぎながら治療中とのことです。
今月発表を行なった、一文先生は(当院では同姓が複数の場合、下の名前で区別しています) 当院で1年の後期研修が終了し現在3年目の先生です。
今回の2つの発表は、基本的技術から次へのステップアップとして、着実に臨床研修を積み重ねてきていることを実感させる内容でした。
〈研修内容〉
今月は当院の若手と中堅歯科医師お二人の発表でした
若手歯科医師の濱中先生は 外部セミナー受講内容をもとに、自らの考察等を加えての発表でした。発表内容はモデリングコンパウンドを用いた下顎総義歯の印象についてでした。
総義歯作製の要は印象と咬合といえます。その総義歯にたいしての患者さんの訴えは、下顎総義歯についての事が多いです。
今回の発表で、患者さんに使ってもらえる総義歯をつくるための手技と理論をあらためて学ばせていただきました。
口腔外科を得意とする中堅の歯科医師、日比先生には意図的再植術を行った複数を症例発表していただきました。
意図的再植とはいったん抜歯を行い、根尖部の処置をおこなったあと、再び抜歯窩に戻す手法です。明確な治療目的をもった計画的再植のためこのように呼ばれます。短期間で劇的な効果が得られますが、適応する歯種の厳選や術者の力量で結果が左右される外科処置です。
今回良好な結果を得ている例を自身の見解、工夫も説明しながら発表していただきました。
〈研修内容〉
テーマ:症例発表ー移植手術・再植手術ついて
講師:指導担当参与 大塚登先生
今回は当院のベテラン歯科医師 大塚登指導担当参与の症例発表がありました。
大塚登先生は 歯の移植・再植手術が非常に得意で、当院でたくさんの患者さんの手術をされています。
今回は、口腔内や手術などの写真を見ながら 説明を聞きました。 インプラントができない患者様に、移植や再植手術をされているようで、ご自身の歯牙を移植するので、アレルギー症状はもちろんほとんど出ないようです。
とても為になる勉強会で、たいへん興味深く先生の症例発表を聞かせてもらいました。
村岡秀明先生の総義歯咬合調整のDVDによる研修をしました。
〈研修内容〉
症例1 新義歯セット時の咬合調整
症例2 上顎新義歯下顎天然歯の咬合調整
症例3 上顎パーシャル下顎が外れる場合の咬合調整
症例4 リマウントして咬合調整する
リベースを行なったり、粘膜面を削ったりするのではなく、咬合調整を行なうだけで症状が回復することがよくあります。
はずれるという患者様の訴えに対し、どのように 対応するか、実際の症例での咬合調整の手順、ポイントについて勉強になりました。 また、患者様とのコミュニケーションも入っていて、その点も大変参考になりました。
4月28日に引き続き、二回目のCAD/CAMシステム講習会がありました。歯科医師16名 歯科技工士1名が参加。岡山 高松の先生はテレビ会議で参加しました。
今回は松風のCAD/CAMシステムや支台歯形成のポイント、形成バー、調整のポイント、セメント合着のポイント等、x東]症�寮郛〕佑茲蟠饌療�棒睫世靴督困④泙靴拭�/p>
歯科医師、歯科技工士が連携をとり、患者様に安心、安全、安定した歯科治療が提供できるように頑張りたいと思いました。
今回新しく保険導入された小児保隙装置について勉強しました。クラウンループ、バンドループと小児義歯について、当院小児歯科の梅田先生より説明していただきました。またクラウンループに使用する乳歯冠をを実際に作成している所を見せても頂き、 細かく解説して下さったので、大変勉強になりました。
一昨年の日本訪問歯科医学会での、特別講演を収録したDVDで研修を行いました。
内 容:震災により外部から遮断された気仙沼で、地域 医療間でのつながりが必然となり、次第に多職 種連携が図られていった経過の話でした。
皆さん熱心に見られていました。先生がたにとって訪問診療における多職種連携を理解する一助となったと思います。
4月から 新しく保険に導入された CAD/CAMのシステムの講習会を院内で催しました。 今まで、歯科治療の際に口腔内に装着される修復物や補綴物は、ほとんどが、手作業により製作されてきました。その製作工程の一部をコンピュータ制御の機器に置き換える一連のシステムなのですが、これを勉強することにより、作業の効率化がはかられ、品質のバラツキを抑えることが可能となります。 良いシステムをマスターし、患者様に提供できるように頑張りたいと思います。
4月の院内勉強会でも保険改正について勉強しましたが、外部講師をお招きして、平成26年度の保険改定について13:00〜16:00の3時間、ていねいな解説、指導をうけました。
高松 岡山 山陽の各分院のスタッフはテレビ会議で参加しました。
講義を受けたあと、参加者全員から一つは質問して、多田先生に答えて頂きました。変更点等きちんと勉強しなくてはいけません。大変ですがスタッフの皆さん頑張りましょう。
テーマ 「平成26年度歯科診療報酬改定の概要と分析」
今回は社会保険担当 腰替先生から、改定内容と算定の注意点について解説があった後、皆で議論しました。2年ごとに改定される社会保険をしっかりと理解することで、最適な治療と適切な保険算定が結び付き、患者様の利益につながります。
若手歯科医師だけでなく ベテラン歯科医師も積極的に参加し、真剣に取り組んでいました。
診療支援課は外来 訪問 新人スタッフと別れてそれぞれ課長や主任が中心となって行なわれました。
テーマは
・歯科衛生士:外来担当・・診療の流れの説明、ビジュアルマックスの正しい使用方法の説明
:訪問担当・・摂食嚥下について
・歯科助手:新人・・・歯周病について、新人研修まとめテスト
:2年目以上・・・社保の入力の説明
・事務受付:予約の取り方、入力のしかた
◎写真は受付4月勉強会です。
岡戸先生より
ルートエクストルージョン(歯肉の下まで虫歯になった歯の根っこを引っ張り出す治療)を戦略的に行なった症例発表をしてもらいました。
ハイレベルな内容の発表でしたが、若い歯科医師にもわかりやすい言葉を使って発表してくれましたので、新しい気付きがあった先生も多かったのではないでしょうか。
研修歯科医師 高橋先生より
1年間の総まとめとして、一つの口腔内に歯周病やカリエスを多く持っている症例に対する治療計画を発表しました。長時間治療する必要がある患者さんに対して行なう治療においても、治療の順番が大切でありその治療に対し信念を持つことがとても大切であることがこの1年を通して学べたのではないでしょうか。
『コンポジット・レジン修復の発想転換』という内容で、田代浩史先生(東京医科歯科大学卒)に当院の研修管理センター3階の会議室にて コンポジットレジン修復の適応症判断、注意事項や接着剤の種類と使用方法等々 保存修復学を学び直し、MI(『ミニマルインターベンション(Minimal Intervention)』)を再定義。またデモンストレーションなどが行なわれました。
午後からは南館2階 北館1・2階の診療室において 2〜3人一組になり前歯x島ウ藹ど釗 ̄瓜�.鵺級修復の実習を行ないました。参加者は 34名(歯科医師 15名、歯科衛生士19名)でした。講義も実習も非常に真剣に取り組み、大塚歯科医院でも是非取り入れたいとの声が上がっていました。
大変好評の講習会で充実した1日を過ごしてもらうことができました。
■各先生方のスタッフ教育について(担当難波先生)
当院は常勤歯科医師が23名おり、その先生方、それぞれに歯科衛生士(DH)や歯科助手(DA)がつき、3名〜5名くらいが1チームとなって診療しております。
それぞれのチームで色々悩みなどがあり、それを解消 解決する為に先生方同士で色々意見交換されました。
歯科衛生士 歯科助手とのコミュニケーションのとり方
スタッフの指導の仕方
質疑応答 等
■歯科医師 濱中先生の症例検討会
1年間の研修においての成長を発表してもらいました。1人の患者様の口の中を治すことの難しさを知り、治ったことで喜ぶ患者様を目の当たりにすることを繰り返し、それにより自分が成長していくということをこの1年間で実感されたようです。
緊急時に備えて 投与経路による適した注射針の太さの選択方法や静脈路確保の為の道具の名称および使用目的の講義と、自己注射用エピネフリン製剤のデモキットを使っての筋肉注射、静脈路確保のための点滴の準備、留置針や翼状針の使用しての静脈確保実習を行ないました。
研修歯科医師の先生方はとても真剣に取り組んでいました。また歯科治療時の緊急事態に備えておくことが重要であると感じてくれたと思います。