9月勉強会 お口の衰えを早期発見!「口腔機能低下症」について
9月の勉強会では、Web動画研修として、松尾浩一郎先生による「保険改定後に押さえたい『口腔機能低下症』の実践ポイント」を受講し、加齢に伴うお口の機能低下について学びました。
年齢を重ねるにつれてお口の機能が低下すると、やわらかいものを選ぶことが増え、食事内容が偏りやすくなります。その結果、低栄養や全身の筋力低下につながる可能性もあるため、早い段階で変化に気づき、対策することが大切です。
今回の研修では、特に次の3つのポイントを学びました。
① お口の機能を客観的に確認する
お口の機能低下は、ご自身では気づきにくいことがあります。唾液の量や噛む力、舌の動き、「パ・タ・カ」の発音などを検査し、数値で確認することで変化を早期に発見することが重要です。
② 栄養状態もあわせて考える
噛む力が低下すると、食べやすいやわらかい食品に偏り、タンパク質など必要な栄養が不足することがあります。お口だけでなく、毎日の食事や栄養状態にも目を向けることが大切です。
③ 楽しく続けられるトレーニングを取り入れる
オーラルフレイルは、早期に対応することで改善が期待できます。お口の体操だけでなく、カラオケや新聞の音読など、日常生活の中で無理なく続けられることも立派なトレーニングになります。
病気や身体の衰えは、ささいな変化を見逃さず、早期に気づいて対応することが大切です。患者さまがいつまでもご自身のお口で美味しく食事を楽しみ、健康に過ごしていただけるよう、これからも安全・安心な歯科医療の提供に努めていきたいと思います。
歯科研修医:李 明憲
