
7月勉強会「PEEK冠とエンドクラウンについて」
〈Web動画研修>
研修名:臨床症例でわかる!保険治療におけるエンドクラウンとPeek冠のノウハウ
講師:駒形 裕也、加来 伸哉
7月は、2023年末から2024年にかけて保険適用となった「PEEK冠」と「エンドクラウン」について、Web動画による研修を行いました。
<PEEK冠について>
PEEK冠は新しい素材を使ったメタルフリーの被せ物で、高い耐久性があり、割れにくいのが特長です。ただし、見た目の色はまだ限られており、自然な歯の色にはやや劣ります。「銀歯よりは目立ちにくい」といった印象です。また、接着や仕上げには独特の技術が必要で、導入には練習が欠かせません。
<エンドクラウンについて>
エンドクラウンは、神経を取った歯に対して、できるだけ歯を削らずに被せ物を装着する新しい方法です。従来の支台築造を行わず、髄室(神経のあった空間)を利用して被せ物を固定します。歯を多く残せることで、長持ちしやすくなるという利点があります。特に、歯の高さが低くCAD/CAM冠では難しかった症例にも適応が広がる可能性があります。
どちらの治療法も、技術的な理解とトレーニングが必要ですが、しっかりと習得することで、患者様により良い選択肢を提供できると感じました。
歯科研修医 野崎 貢一郎
